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February 3, 2008 - February 9, 2008

犬のおまわりさんの本

久し振りにじ~~~んとした、本のお話。

mixiでお友達になった沖縄のボギーくんのことが本になりました。
ボギーくんは、全国で初めての『本物の』犬のおまわりさんです。
と言っても、犯人を捜したり捕まえたりする“警察犬”ではなく、子ども達や街の人々に交通安全を呼びかける“警察広報犬”というものです。

以下、ボギーくんに捧げた感想文を一部修正して転載します。

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この本、読んで涙が出ました。
でも、泣けたのはボギーくんの子どもの頃の悲しい境遇に…ではありません。もちろん、孤独で、誰を信じてよいのかわからず幼いなりに必死で生きていた苦労を思うと、とても辛くなりましたが。
ボギーくんの上司のtotoroさん(飼い主といわないところが素敵)やタクシー会社の皆さんの、ボギーくんに対する“うむい”を感じて、涙が出たのです。そしてトラック運転手さんや、黒砂糖のおばあや、警察署の人たち…なんて心の美しい、やわらかい人たちなのでしょう。

犬だからと軽んじたりせず、ちゃんとひとりの命として尊重し、ボギーくんの気持ちになって考えてくれる人間がいたからこそ、彼は幸せになることができ、犬のおまわりさんは誕生したのです。

ボギーくん自身もきっとあの時「この人たちなら」と思って訪ねて来たのでしょう。「おいで!」って言われたときの、ぱっと目を輝かせた小さな白黒の仔犬の表情が目に浮かび、どんなにその言葉が嬉しかっただろうかと、胸がいっぱいになってしまいました。


ボギーくんとtotoroさんの絆。
人間と犬という、種類の異なるいきものでも、このような深い信頼、心のつながりを持てるのだ、ということを、犬と一緒に暮らす身としてとても嬉しく感じました。
『心は、うむいは、伝わる』のですね。

こんな犬のおまわりさんに逢える子ども達は、幸せです。
大人になっても、ボギーくんと彼の周囲にいるピュアな心の大人のように、あたたかいうむいを持ち続けていて欲しいと思います。
そして、私の1歳の子ども達が大きくなったら、ボギーくんの気持ちになってこの本を読んで欲しいと思っています。



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『うむい』というのは、沖縄の言葉で『想い、願い』という意味。
相手を深く思いやる気持ち、自分以外の者をいたわる優しい気持ちのことだそうです。



小学校低学年でも読めるよう、やさしい文章で読み仮名もふってありますが、是非大人にも読んでもらいたい。

あったかい"うむい"を胸の中に感じる一冊。
ボギーくんになったつもりで読むと、それが一層あったかさを増します。

「ボクは日本初の“警察広報犬” 犬のおまわりさんボギー」

西松宏:作  ハート出版

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